| ネットいじめ

子どもをSNS・インターネットでの誹謗中傷や嫌がらせの加害者・被害者にしないために

| 08 Aug 2022
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近年、SNS・インターネット上での誹謗中傷が社会的な関心を集めています。インターネットは匿名性の高さや情報の拡散しやすから悪口や嫌がらせの被害が増大しやすく、子どもトラブルに巻き込まれる可能性があります。 本記事では、子どもが安全にインターネットを利用するために、保護者が気をつけるべき点をご紹介します。

インターネット上での誹謗中傷とは

 誹謗中傷とは、人の社会的評価を低下させることを目的に行われる人権侵犯行為です。一般的には、誹謗中傷には次のような種類があるとされています。

 

名誉毀損

事実を摘示し、公然と人の社会的評価を貶めること

侮辱

事実の如何に関わらず公然と人を罵ること

プライバシーの侵害

相手の個人的な情報を公開すること

識別情報の摘示

許可を得ずに相手のアイデンティティを公表すること

 

 インターネット上では、匿名性の高さ、安易な書き込みのしやすさから誹謗中傷が発生しやすく、また情報の伝播性の高さから一度発生した被害が増大する傾向にあります。誹謗中傷は被害者の心身へ甚大なダメージを与えるだけでなく、加害者も名誉毀損罪や侮辱罪などの刑法による処罰の対象になる可能性があるほか、高額の慰謝料請求が発生することもあり、影響は少なくありません。

 

誹謗中傷の現況

 法務省(2022)の人権擁護機関によると、インターネット上を含む全体の人権侵犯事件の新規救済手続開始件数は年々減少傾向にある一方で、インターネット上での人権侵犯事件の新規救済手続開始件数は微増減を繰り返しながら高水準で推移しています。2021年に新規に救済手続が開始されたインターネット上の人権侵犯事件は、前年より43件増加の1,736件でした。