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子どもの写真をソーシャルメディアに投稿する際に役立つアドバイス

Ondrej Kubovič | 13 Dec 2021
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お子さまが5歳になるまでに、あなたは何枚の写真を共有しましたか?SNSの普及に伴い、2015年の時点でもその枚数は平均973枚でした。親は何も考えずに、情報を過剰に共有してしまいがちですが、一度ソーシャルメディアに公開された情報はコントロールすることができません。

ESETの従業員の多くも親であり、お子さまの写真や動画を世界に向けて発信したい気持ちはわかります。しかし、共有する前に、「世界中の人が知る必要があるのか」と考えてみてください。適切なプライバシー設定をせずにSNS上で公開すると、お子さまや家族全員が思いもよらないリスクにさらされる可能性があります。

まず、オンラインに投稿されたものは永遠に残ることを忘れないでください。特に、そのコンテンツを友達が再び共有した場合には、思うようにコントロールすることはできなくなります。共有相手の友達は、いったい何人ですか?100人?200人?それとも500人でしょうか?自分の投稿を見ることができるユーザーに制限を設けなければ、この数は急増するかもしれません。

誤解しないでください。楽しい思い出をネットに公開するのを完全にやめるべきだと言っているわけではありません。ただ、お子さまの写真や動画を投稿する際には、毎回必ずプライバシー設定を確認してください

その方法をご説明します。まず、家族と、場合によっては親しい友人だけで構成される特別なグループを作成します。可能であれば、そのグループ以外では再共有オプション(再共有の許可)を無効にしてください。こうすることで、あなたの投稿を見ることができるsのは、あなたが選んだ人だけになります。

もうひとつのアドバイスは、「お子さまの人格を損なうような投稿はしない」です。あなたにとって仮想現実の世界は、オフラインの世界と明確に切り離されています。しかし、お子さまはこれからインターネットと完全に地続きの環境で成長することになるため、オフラインとオンラインの境界が曖昧になります。 

潜在的リスクをお子さまに理解させ、インターネット上での機密情報の扱い方の手本を示してください。まずは、SNSのプロフィールから始めてください。

お子さまの写真や動画だけではなく、投稿からわかってしまうその他の情報についても、取り扱いには注意が必要です。お子さまの学校や課外活動、自宅住所などの情報が犯罪者の手に渡ってしまうことは避けなければなりません。

オンラインでの体験を安全なものにするために、子どもが自分のデバイスで何をしているのか把握しておきましょう。ESETペアレンタルコントロール for Androidを導入することで、子どもがインターネットやゲームを使用する時間を制限したり、サイバー空間で何をしているかを確認したり、不適切なコンテンツを含むWebサイトをブロックしたりできます。また、子どもがゲームのプレイ時間やWebの閲覧時間の延長を保護者にリクエストしたり、特定のWebサイトへのアクセス許可を求めたりできるというユニークな機能も搭載しています。

著者について

Ondrej Kubovič /
Security Awareness Specialist

Ondrej has worked at ESET for more than three years as a Security Awareness Specialist, which requires him to follow, write and talk about the latest cybersecurity threats...

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